通信教育課程 通信教育科ニュース

【通信】本学通信教育科における生成AIの利用について

通信教育科ニュース

生成AIの利用について、本学ではガイドラインを策定しているところではございますが、通信教育科においては、以下のとおり受講生の皆様へ利用についてご案内いたします。

本学の方針としては、数理?データサイエンス?AI教育や、効果的?効率的な運営の観点において、発展的利用を考えており、肯定的な観点から教職員における利活用を進め、知見を蓄積した上で学生に適切な利用法を教授していくこととしています。
しかしながら、生成AI等のAI技術の利用は始まったばかりであり、全面的に信頼を置いて運用するには危険性が伴うことを理解する必要があります。

また、本学通信教育科各課程の受講生は、資格を取得し、現場において当該資格およびその知識を発揮されることを目標とし、入学されているものと考えます。学習の補助として利用することは、基本的な注意事項を守った上で認められますが、レポート課題等において、生成AIの利用のみで完結させてしまうことは、知識の獲得や定着に結びつかず、真に学習の成果を得られるものではないため、受講生自身にとって不利益となることを十分に理解してください。

(2024.3.15)
真人线上娱乐 生涯学習課

参考◆真人线上娱乐 生成 AI 利用ガイドラインより抜粋

生成 AI の利用における基本的な注意事項

(1)基本事項

① インターネット上には生成AIを利用した画像や動画等のフェイクコンテンツが既に存在する可能性があるため、情報を収集する際には1つの情報源を信じ込まないように留意してください。

② AIの利活用にあたっては、利用者自身がAIの最新動向やリスク、倫理面やデータリテラシーなど、デジタル社会に対応するための基礎的な知識能力が求められます。AIの特性を十分に理解した上で利用する必要があります。

③ 生成AIへの入力を通じて意図せずに情報が流出漏洩する可能性があるため、個人情報や機密情報など、外部に公開してはならない情報を取り扱わないようにしてください。個人情報の学習を拒否するオプトアウトが可能な場合には、申請を検討してください。

④ 著作権について、生成AIは学習したデータを分解し、抽出された情報をもとに新たに結果を生成するため、生成物が直接著作権を侵害することはありません。ただし、「類似性」(既存の著作物と同一、または類似していること)や「依拠性」(既存の著作物を認知した上で自己作品に用いること)をもって著作権侵害の申立を受ける可能性は考えられるため注意してください。

⑤ 生成AIを利活用する際には、本学における情報セキュリティポリシーや、個人情報保護法に準拠した対応も必要です。

⑥ 不適切な目的や違法行為に生成AIを利用しないでください。本ガイドラインに反した利用が発覚した場合、違反不正行為とみなし、適切な措置を講じます。

(3)学生が注意すべき事項

① レポートや作品等の成果物にてAIで作成した文章や画像をそのまま用いたり、課題や小テストの解答にAIの出力をそのまま用いることは望ましくありません。レポートや小テスト等の課題は、自らが資料情報を収集し考えをまとめる過程に学修の意義があることを理解してください。

② レポートや課題等に補助的に生成AIを利用する場合、分野ごとに利用可否が異なるため、事前に授業の担当教員に確認を行ってください。その場合、利用した旨を明記し、利用した生成AIの種類?利用した範囲等を注記してください。

③ AIの生成する情報は100%正しいとは限りません。必ず複数の情報源から誤りがないことを確認するまでは、SNS 等にて投稿しないでください。